2022年のふたご座流星群は、いつ頃見られるのでしょうか?
毎年ほぼ安定して流れ星を観測できる『しぶんぎ座流星群』『ペルセウス座流星群』と共に三大流星群の一つに数えらています。
『ふたご座流星群』のピーク頃には、1時間で100個以上の流れ星を見ることができる可能性がある、年間通して見れる流星群の中では最大規模といえるでしょう。
今回は、私が在住している熊本県における『ふたご座流星群』について、情報をまとめてみましたのでご紹介いたします。
2022年のふたご座流星群はいつ?
2022年のふたご座流星群は、12月14日16時頃が極大のピークと予想されており、日本では観測できない時間帯となっています。
しかし、『ふたご座流星群』は比較的長時間観測できるため、極大前日の12月13日夜~14日明け方までと、14日夜~15日明け方までの2日間は、流れ星を多く見れるチャンスです。
ただし、深夜まで月が残っているので、より多くの流れ星が観測できるのは、月が沈んでしまった後から明け方になります。
月明かりが亡くなった夜空なら、1時間で40個前後、月明かりがあっても、1時間に20個~30個程度は期待できるでしょう。
2022年のふたご座流星群を観測できる時間帯
2022年は極大のピークが16時でまだ明るい時間帯な上、月明かりもあるため、決して良い条件下で観測できるわけでありません。
しかし、12月14日16時がピークとなので、前後の2日間がふたご座流星群を観測できる日となります。
そのため、12月13日の夜から14日の未明にかけてか、12月14日の夜から15日深夜までの2日間が、普段より多くの流れ星を見るチャンスです!
チャンスが2回に増えたことで、どちらか1日は天気に恵まれる確率も上がりますね!
2022年ふたご座流星群の方角は?
ふたご座流星群は、特定の決まった方角でしか見れないわけではなく、放射点を中心に全天に渡ってまんべんなく観測できる流星群です。
月明かりがなくなる深夜頃では、ほぼ天頂に放射点が位置するので、立って上を見続けるのは厳しいでしょう。
放射点がほぼ真上であるだけに、寝転んで真上を見るのが一番楽な観測方法となります。
しかし、12月中旬の非常に気温が下がる時期なので、防寒対策をしっかり行うことが大切です。
ふたご座流星群の熊本県おすすめ観測スポットは?
「ふたご座流星群」に限らず言えることですが、できるだけ街灯などの明かりがなく、開けた場所が観測には適してます。
その観点から、熊本県内で適した場所をご紹介します。
梅の木轟公園
熊本県八代市泉町葉木にある「梅の木轟公園」です。
秋は紅葉スポットとして、非常に多くの観光客が訪れますが、実は星空観測にも向いています。
梅の木轟公園には、有名な「梅の木轟公園吊橋」と「梅の木轟の滝」があり、日中も楽しむことができます。
上天草市ミューイ天文台
星空観測なら、やはり天文台のある場所もお勧めです。
12月のこの時期の熊本県は19時頃まで明るいですが、21時まで開館しているので、天文台で夜空の観測もできます。普段できない貴重な体験ができるでしょう。
上天草市ミューイ天文台:熊本県上天草市龍ヶ岳町大道3360-47
大観峰展望所
ユネスコ世界ジオパークにもなっている阿蘇ジオパークにある大観峰。
大観峰の展望所は、周りに障害物がないため、阿蘇一体360度の大パノラマで見ることができ、星空観測にも向いています。
熱い夏の夜でも、阿蘇なら平野部より最低3度以上は低いと思いますので、涼しさを感じれる気候で観測しやすいはずです。
瀬の本レストハウス付近
熊本県阿蘇市一の宮町から大分県湯布院町を結んでいる「やまなみハイウェイ」沿いにある、大きなドライブインです。
大型車にも対応した駐車場があり、レストラン、オートキャンプ場、24時間利用可能なトイレも兼ね備えた施設です。
この付近は、このレストハウス以外、建物の明かりがなく観測しやすい場所だと言えます。
瀬の本レストハウス:熊本県阿蘇郡南小国町瀬の本高原
2022年ふたご座流星群のおすすめの観測方法
今回の「ふたご座流星群」のように、星空全体が対象となる場合、寝転んでの観測が一番楽に観測できます。
月明かりがある場合は、月が視界に入らないように、頭上に月が来る方向に寝てみると良いでしょう。
しかし、この時期の深夜に寝転んで観測する場合は、想像以上に体が冷えるので、厳重な防寒対策が必要です。
レジャーシートの上に寝転がるだけでは、寒すぎて5分と持たないので、ダウンジャケットや毛布、ホッカイロ、持ってれば寝袋を使用する方が無難かもしれません。
海水浴やプールなどで使用するラウンジベッドを持っていれば、レジャーシートに寝っ転がるよりは、地面直接伝わってくる冷気の影響を緩和できるのでおすすめです。
まとめ
2022年のふたご座流星群は12月14日の16時が極大のピークでした。
そのため、前後2日間の夜が観測できる日となりますが、月明かりもあるため、観測条件が良くなるのは深夜~明け方になります。
しかし、1時間で30個~40個くらいの流れ星は期待できるため、観測する価値は十分にあります!
2022年の年末は是非、流星群の観測デビューで締めくくりしましょう♪
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