高級車の代名詞としても知られるトヨタのクラウンですが、昨今のミニバン、SUVブームのあおりを受けて、販売台数が低迷していることにより、販売終了が検討されているとのことです。
車好きの私としては、気になるニュース!
今後の動向など、調べてみましたのでご紹介いたします。
トヨタのクラウンは生産終了するのか?
2020年11月の現段階では、完全に終了することが決まっているわけではないようです。
しかし、販売数が低迷していることは、まぎれもない事実で、高級セダン販売に対して、てこ入れを行う必要があるとの考えのもと、終了が検討されているようです。
初代クラウンが1955年に誕生して以来、65年にも長きにわたり、日本の高級セダンをけん引してきました。現行タイプは15代目クラウンとして、2018年にモデルチェンジしています。
クラウンは、およそ4~6年に1度というペースでモデルチェンジを繰り返してきています。
それが、現行タイプの発売から2年が経過している段階で、終了が検討されるということは、次期モデルの開発が進められていない可能性が高いと考えます。
そうなると、クラウンとして販売するより、全く新しい後継車種として販売に踏み切る形の方が高いのではないでしょうか。
トヨタのクラウンの後継車種は?
現段階で、クラウンの生産終了が決定しているわけではないため、当然、後継車種が発表されているわけではありません。
トヨタ車のラインナップを見直しても、クラウンに変わるような車種は存在しないため、完全に新しい形で開発が進められることになると考えられます。
トヨタ車のセダンタイプでは、クラウン以外にカムリがありますが、販売台数を見る限りではクラウンの6割程度であり、後継どころか、むしろ生産終了候補はカムリなのでは…とさえ、個人的に思ってしまいます。
また、クラウンより高額なセダンタイプは、センチュリーとMIRAIになるため、この2台は全く別のコンセプトとなるため、参考になりません。
そうなると、高級路線を行きつつも、これまでにないデザインとセダン離れしつつある世代においても、関心を集めるような車が求められることでしょう。
→乗用車ブランド通称名別順位(外部リンク)
トヨタのクラウンの先にあるもの
クラウンが生産終了ともなると、日本のセダンタイプの販売自体、大きな見直しを迫られるのではないでしょうか。
かつては、「いつかはクラウン」という代名詞のもと、仕事を始めた若者達は、クラウンに乗ることを夢見ていました。
憧れとなっていたクラウンがなくなる以上、クラウンに変わる新しい憧れを抱かれる車でなければ、クラウンの生産を終了させる意味がありません。
低迷しているセダンタイプの販売を回復させる、新しいフラグシップがクラウンの跡を継ぐ車には必要とされるでしょう。
まとめ
トヨタのクラウンは、ミニバンやSUVに押され、販売台数の低迷が続いていることにより、65年も続いている歴史が終わる可能性が高くなっています。
まだ未確定とはいえ、生産終了が検討されており、後継が2022年に発表される報道が出ている以上、ほぼ確実に生産が終わることが予想されます。
後継車種は、まだ全く不透明ですが、クラウンの跡を継ぐ以上、クラウンが成しえなかったセダン販売低迷の危機を回復させることができる車でなければいけません。
クラウンがなくなるのは、すごく残念ですが、後継となる車がどんな形になるのかも、すごく楽しみでなりませんね!
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