2020年は、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群が好条件で見れ、多くの人が、天体ショーを観測されたと思います。
さらに、木星と土星の約400年ぶりとなる超接近現象まであり、注目を集めました。
2021年の天体ショーも、1月4日の「しぶんぎ座流星群」を皮切りに、楽しみな現象が控えています!
今回は、2021年にある天体ショーの中でも注目の皆既月食について、ご紹介いたします!
皆既月食はいつあるの?
2021年の皆既月食は5月26日にあります。
北海道西部、東北地方西部、中部地方西部~西日本では、月が昇ってきた時点で、すでに月食が始まっている現象(月出帯食:げつしゅつたいしょく)になります。
それ以外の地域では、月が昇った後に月食が始まりますので、食の始め~皆既月食~食の終わりまで、全てを楽しむことができます。
悪天候でない限り、2021年の皆既月食は好条件で楽しむことができるようなので、期待したいですね!!
この時期、気温は暑くも寒くもないので、とても観察しやすくて助かります。
月食は天体ショーの中でも、裸眼で簡単に観測することができるので、誰でも気軽に見れるのはいいですね!是非、外に出て観測してみましょう!!
皆既月食の時間帯は?(札幌・東京・大阪・福岡・熊本・那覇)
皆既月食が見れる時間帯は、札幌・東京・大阪・福岡・熊本・那覇など、全国どの地域でも同じ時間帯になります。
5月26日の20時09分~20時28分までの約20分間だけが、皆既月食を楽しむことができる時間帯です。
皆既月食ではなく、部分月食であれば、18時45分~21時53分まで約3時間も観察することができます!
しかし、先述の通り、主として西日本では月が昇ってきた時点で、既に欠けている月出帯食のため、18時45分から観察することはできません。
月の出が、それぞれの主要都市、札幌18時51分、大阪18時55分、福岡19時12分、熊本19時10分、那覇19時09分となっており、18時45分を過ぎています。
皆既月食の起こる月の方角・位置は?
2021年5月26日に起こる皆既月食を見れる方角は東です!
月は流星群などと違い、明るく大きいため、事前に方角が分からなかったとしても、迷うことなくすぐに探せます。
しかし、建物が多い、都市部にお住まいの方の場合、方角次第では開けた場所でしか観察できないこともあるため、事前に方角を知っておく必要がありますね!
次に、皆既月食の起こる頃の位置ですが、夏の正座で有名なさそり座の中になります。
赤く光る星として名前が知られているアンタレスが、すぐそばの位置にあるため、一緒にさそり座も観察しておきたいですね!
http://sendaiuchukan.jp/event/plan/event2021/lunaecl2021-5-26-3.pngより転載
ブラッドムーンがすごい!!
皆既月食では、単に月が欠けて見えるというだけではありません。
日食と違い、月食の場合は、完全に月が消えて見えなくなるわけではなく、幻想的な色へと変わります。
この幻想的な色へ変わる皆既月食の時の月を、ブラッドムーンと呼んでいます。
今回の皆既月食は、日本各地で好条件で見れるとされているので、幻想的なブラッドムーンをしっかり見れる天候になることをいのるばかりですね!
https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/18/the-longest-blood-moon_a_23485096/より転載
もし、ここまで赤い月を観測出来たら、もはや感動でしかありませんよね?
それとも、見たこともない月の色に不気味さを覚えてしまうのでしょうか。
いずれにしても、貴重な体験ができるので、楽しみです!!
まとめ
2021年5月26日の夕方~夜にかけて、月食が楽しめます。
今回は、皆既月食となる時間帯も20時09分~20時28分と観察しやすい時間帯で、すごく好条件となっています。
見れる方角は東で、さそり座の中に位置する場所で皆既月食が起こります。
ブラッドムーンと呼ばれる、独特の赤銅色の月を、しっかりと楽しみたいですね!!
コメント