2020年7月、50系プリウスのプラグインハイブリッド版、新型プリウスPHVが新たにマイナーチェンジし、デビューしました。
ここでは、実際に旧モデルに乗っている私が、新旧モデル、どちらがお買い得なのかを、比較していきます。
新型プリウスPHVはここが進化した!
マイナーチェンジなので、見た目のデザインに大きな変更点はないようです。
旧モデルに乗っている私でも、パッと見で区別するのが難しい…。では、どこが変わったのか?!
旧モデルとの1番大きな違いは?
マイナーチェンジ前の旧モデルとの違いで、1番大きな違いと言えば、やはり4人乗りから5人乗りへ進化したことでしょう。
我が家は4人家族なので、ガソリン代を抑えて、遠出も安心なPHVにしようと旧モデルである4人乗りを購入して乗っています。
しかし、4人乗りでは、軽自動車と変わらず、親や友人などを乗せて移動となった時、たまに困ることがあります。
5人家族の方はもちろん、乗れる人数に不安のあった方でも安心ですね。
しかも、旧モデルでは、燃費向上と後部座席の快適性を考えた結果、4人乗りと言われてましたが、今回は燃費性能は維持したまま5人乗りになってるんですよ!いいですよね~♪
アクセサリーコンセントが標準装備に!
車内2ヶ所に1500Wアクセサリーコンセントが標準装備になりました。
私としては、コンセントが標準装備になったのは、すごくうらやましいです。
旧モデルでは、オプションもしくは上位グレードでしか装備されてなかったので、これが2ヶ所もあるのは、便利すぎます!
スマホの充電だけでなく、一般的な家電品のほとんどが1500w以下なので、キャンプに出掛けた時の照明電源や、ホットプレートの使用も可能です♪
熊本地震を経験した際、停電は免れましたが、いつ停電してしまうか分からなかったので、地震の恐怖とともに、電気がなくなるかもしれない不安がありました。
その点、停電した時もPHVさえあれば、緊急用の電源確保が簡単にできるので、安心ですね。
ナビパッケージ以外はオーディオレスに!
旧モデルより、PHVインテリアでひときわ目立っていた11.6インチの巨大ディスプレイ。
縦長な特徴的なディスプレイで、上下2分割して表示させることが可能なため、ナビ画面を上部に表示させたまま、下部でテレビを視聴することも可能です。
しかし、画面が上下2分割された時の大きさは、2DIN サイズのディスプレイより小さくなるため、旧モデルでは評価が分かれる結果となっていました。
それが今回、ナビパッケージか否かの選択だけでグレードに関係なく選択できるようになりました。
これは実際、好みの問題になりますが、テレビ視聴を重視するならナビ無しが良いです。
画面自体は大きいのですが、2分割された時に見れるテレビ画面は、本当に小さいです。大きめのスマホサイズくらいでしかありません。
後部座席に乗せている子どもは、小さな画面を見ようと、斜め前のめりな体勢になってくるため、ちょっと危険…。
でも、11.6インチあるディスプレイは、近未来的で、大画面で見れるナビは実際に使っていても、便利と感じます。
なので、どちらがいいかは、ナビを重視するかテレビを重視するかの好みの問題になると言えます。
上から見える、あの技術が!
「上から丸見え!」というセリフで有名になった、日産のインテリジェントアラウンドビューモニターと同様の機能が搭載されました。
ナビパッケージだけに限定される形ではありますが、トヨタの新技術パノラミックビューモニターとして搭載され、加えてワイドフロントビューもあります。
死角の多いボンネット前をモニターに映し出し、見通しの悪い場所からの発進をサポートする機能が備わりました。
PHVは車高が低い車なので、実際に乗っていても、死角が多いことに気づきます。
旧モデルでも、ソナー付きに乗っているので、かなりカバーされている印象を受けていましたが、上から見た形でモニターに映し出されるのは、この上ない安心感がもてますね。
全グレードでソーラー充電が搭載可能に!
旧モデルでは、下位グレードのSでしか選択できなかったソーラー充電システムですが、今回のマイナーチェンジで、全てのグレードで搭載可能となりました。
これにより最大5.5Km/日分、平均2.6km/日分の発電が可能で、1年で換算すると約1000km分近くに相当することになります。
たった数Kmの距離と思えるかもしれません。
でも、普段使いが近所のスーパーとか、病院へ行くだけだったとしたら、永遠にソーラー発電だけで乗れることになるんですよ!すごくないですか?
その上、排気ガスも二酸化炭素も排出してないという、究極のエコ。
乗ってるだけで、自慢したくなっちゃいますよね!
プリウスPHV旧モデル中古車とどっちがお得?
旧モデルと見た目の違いがあまりないだけに、どっちがお得なのかというのは気になりますよね?
何を目的に乗るのか?
決め手の一つとして重要になってくるのが、普段乗る時の目的です。
通勤に使うだけなのか、人を乗せるのことが多いのか。
通勤がメインなら、旧モデル中古車が圧倒的にお買い得。走行距離4000㎞程度のものなら、260万円前後で手に入ります。
PHVなら、電気だけでも60㎞くらい走るので、片道20㎞程度の通勤距離なら、ガソリン代不要の通勤生活が送れます。
逆に、人を乗れることが多いのであれば、普通車のメリットである5人乗りタイプに進化した新型を選択するべきでしょう。
まとめ
新型になったことで、5人乗りへと進化したプリウスPHV。
旧モデルでは標準装備されていなかったアクセサリーコンセントや、パノラミックビューモニターはとても魅力がありますね。
普段使いを音の静かなEVのみでほとんど賄えるため、走行時のみならず、駐車時の安全性能がアップした意味は大きいでしょう。
私個人は旧モデルのPHVに2年以上乗っており、年間8000km以上走行していますが、既に1年以上ガソリンを給油していません。
電気でスムーズに走り出し、加速していく時は、ガソリン車にない快適さがあります。
電気がなくなってもガソリンがあるという安心感と、普段使いなら電気のみで済むという、環境にもお財布にも優しいPHV。乗り心地も快適ですよ。