請願駅の「みなみ寄居駅」が誕生!請願駅は他にもある?

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東武鉄道の東上線に新たな駅が誕生しました。それが「みなみ寄居駅」です。

この「みなみ寄居駅」には副駅名がついており、「ホンダ寄居前」という名前になっています。

この「ホンダ」は、そう、皆さんご存知のあの自動車メーカーの「ホンダ」です!

今回は、この「みなみ寄居駅」を始めとした請願駅と呼ばれる駅を調べてみたので、紹介いたします。


請願駅とは?

そもそも請願駅とは何でしょう?

聞きなれない名称ですね。駅であることは間違いないのですが、この言葉だけでは、はっきりとしたことが分かりません。

請願駅(せいがんえき)は、地方自治体・地元住民・新駅周辺企業等の要望により開設された鉄道駅である

Weblio辞書より引用

このようになっており、鉄道を経営している会社以外のところから、意図的にあった要望を受けて作られる駅のことを言うようです。

実際、私自身、請願駅のことをこれまで知りませんでしたが、よくよく考えていくと、大学などが立地する場所に、新しくできた駅とかが、もしかしたらそれにあてはまるのかも…と思いました。

今回の場合、副駅名に「ホンダ寄居前」とついていることからも分かる通り、「本田技研工業」が出資して作られた駅になります。

この駅を作るにあたって、整備費用を本田技研工業が全額負担したとのこと。さすが、世界でも戦う「ホンダ」ですね!!


請願駅が必要だった訳

「本田技研工業」が、整備費用を全額負担してまで欲しかった新駅には、理由がありました。

私自身は単純に、「社員さん達の通勤用として、駅が必要だったからかな。」と思ってましたが、実際にはそれだけではありませんでした。

工場を集約して、合理化を進める中で、マイカー通勤が増えると交通渋滞が懸念されること。

さらに、部品や完成車の輸送もあり、今後、さらなる渋滞が引き起こされることが予測できたこと。

そして、工場隣接地の公共交通機関を利用したいことを踏まえた結果、東武東上線に新駅を作り、そこを利用することが考えられたようです。

地方都市だと、マイカー通勤が当たり前になってしまいますが、渋滞してしまう問題が、常にあります。それが列車を利用することができれば、渋滞の心配はいらなくなるので、メリットは大きいですよね!


他にもあった請願駅

2020年に請願駅として新設された駅としては、JR東海道本線の「御厨駅」がありました。

2020年3月14日に開業していますが、実際の請願申請は、30年以上前からされていたそうで、これには驚きです。

住民からの要請だったようですが、30年以上叶わなかった願いが叶えられたことにも驚きですし、30年以上もの間、必要とされ続けていたのに、なかなか実現されなかったことにも驚きました。

この「御厨駅」のそばには、ヤマハ発動機の工場があり、駅北口広場のネーミングライツこそ獲得してますが、新駅設置には本田技研工業のように出資はしていないようです。

近年では、2019年にJR九州の筑肥線において、「糸島高校前駅」が作られていました。

糸島高校は、福岡県の県立高校です。この糸島高校の学生のためというのが、新駅設置の一番の理由と思われがちですが、実際には、旧国鉄時代に当時の前原町長が陳情していたことに端を発するそうです。

旧国鉄時代ですから、こちらも30年以上前の出来事であり、「御厨駅」と同様、長い年月をかけて、ようやく実現した新駅だったようです。

公共事業ですから、協議され、決定、着工、完成までに相当な時間が必要なことは分かりますが、請願駅設置には、私が考えるほど簡単にはいかないようです。


まとめ

請願駅の「みなみ寄居駅」が新たに作られたことで、私のように初めて「請願駅」というものが存在することを知った方もいらっしゃると思います。

「請願駅」とは、大まかに言うと、鉄道会社以外のところから上がった声により、作られた駅のことでした。

「みなみ寄居駅」に関しては、本田技研工業が全額負担したことから、副駅名に「ホンダ寄居前」と命名されていました。

全国を見てみると、請願駅は、今年3月にJR東海道本線の「御厨駅」が、昨年ではJR九州の筑肥線「糸島高校前駅」が作られてました。

ともに30年以上前から要望されていた駅であり、住民待望の新駅だったといえます。

請願駅は、鉄道会社が作ろうとした駅ではないので、駅建設事業に関する負担を、請願した側が負担するため、簡単に設置が決まるわけではないようです。

 

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