阪神の藤浪晋太郎投手が、球団最速記録に並ぶ161㎞の球を投げ話題になっています。
160㎞を超える球を投げれる投手は、これまででも数えるほどしかいないので、その中に入るという事は、現役投手の中でも、屈指の速球派ということになります。
そんな藤浪晋太郎投手について、情報をまとめてみましたので、ご紹介します。
藤浪晋太郎投手とは?
藤浪晋太郎投手のプロフィールは…
名前:藤浪晋太郎投(ふじなみしんたろう)
生年月日:1994年4月12日(26歳)
出身地:大阪府堺市
身長:197㎝
体重:100kg
出身高校:大阪桐蔭高校
プロ入り:2012年ドラフト1位
となっており、現役日本人選手の中では、2番目に背が高い選手です。197㎝だと、日本人成人男性の平均身長より30㎝近く高く、プロ野球選手としても希有な存在と言えます。
甲子園出場も果たしており、高校3年生の時には、春夏連覇達成にも貢献しています。
高校時代から150㎞以上の球速を誇り、甲子園決勝では153㎞という決勝史上最速をマークしている選手です。
ちなみに、日本人で1番背が高い選手は、大窪士夢(おおくぼじゆ)選手で、198㎝あります。
私も、甲子園を見るのは好きなので、藤浪晋太郎投手が甲子園に出場していた時も、見た記憶があります。ものすごく大きな選手だったので記憶にも残りますよね…。
そして、テレビ画面越しに見ても、随分速い球を投げる選手だなと思ってましたが、決勝最速を投げてたとは…。
藤浪晋太郎投手のこれまでの記録は?
2013年3月31日にプロ初登板をしており、これは開幕3戦目でした。
高卒新人が開幕してすぐから先発投手として投げることは、極めて稀なため、開幕3戦目の高卒新人先発登板記録としては、ドラフト制施行以降の最速記録となっています。
さらにオールスター前までに6勝を挙げており、これも2007年の田中将大投手が7勝を挙げて以来の記録となっており、セ・リーグに関していえば、1967年の江夏豊さん以来の大記録となっています。
高校時代に活躍しても、プロ入りしてすぐから活躍できる選手は少ないので、藤浪晋太郎投手がいかにすごいかよく分かりますね!
プロ入り2年目でもシーズン通して2桁勝利を飾っており、高卒1年目からの2年連続2桁勝利は、松坂大輔投手以来の記録となっています。
そしてこれも、セ・リーグに限って言えば、1968年の江夏豊さん以来の46年ぶりという記録になっています。
年棒では、プロ入り4年目の際、1億7000万円という高額での契約更改になり、入団4年目としての選手では球団史上最高額記録となりました。
2017年には、第4回WBCに日本代表としても出場したものの、このころから、制球に苦しみ始め、2019年に至るまで一軍と二軍を行ったり来たりする状態となりました。
それに伴い、年棒も大きく下がり、2019年には6300万円となってしまいました。
プロ入りした直後から、大活躍をされてましたが、常に第一線で活躍し続けることがいかに難しいかがよく分かります。
故障による長期戦線離脱はありませんが、制球力が戻らないことが一番の課題となっており、二軍のまま開幕を迎えることも出てきていました。
プロの選手にとっても、私たち一般人にとっても、プロの一軍か二軍かの違いは、大きいので、二軍での開幕は、心理的にも大きな打撃だったと思います。
藤浪晋太郎投手の今シーズンは?
新型コロナウイルスが流行したことにより、公式戦開幕が例年通りに開幕することができませんでした。
そんな開幕戦をいつにするかの議論をされていた頃、プロ野球選手として初となる新型コロナウイルス感染者として報道されたのは、記憶に新しいところです。
しかし、藤浪晋太郎投手だけが新型コロナに感染していたわけではなく、伊藤隼太選手と長坂拳弥選手も感染されていました。
当初の報道では、藤浪晋太郎投手だけしか報道されていなかったのですが、
「啓蒙や周知になるのであれば」
という意向で、他の二人より先に発表されていたそうです。
まだ春頃では、感染者が今ほど多くなかった上、誹謗中傷されることが多いだけに、本来なら、隠したい気持ちもあったと思うのですが、実に潔かったと思います。
この行動には感服しました!
そして、こういった経緯もある上で二軍スタートとなっていた今シーズンですが、9月26日に球団で新型コロナの集団感染が発生し、緊急昇格し一軍登録されました。
新型コロナに真っ先に感染したものの、啓蒙と周知のために、率先して発表したその行動が、一軍昇格、結果として161㎞の最速記録に結び付いた気がしてなりません。
まとめ
藤浪晋太郎投手は、高校時代から様々な記録を打ち立てプロ入りされました。
プロ入り当初からも、大活躍をして、歴史に残る記録を残してきましたが、4年目あたりから制球難に苦しみだし、あまり勝ち星を挙げれなくなってしまいました。
その結果、一軍と二軍を行き来する状態となっていますが、新型コロナ感染も経験した今シーズンに、最速記録となる161㎞の超速球を投げるに至っています。
一軍昇格は棚ぼた的な要素がありますが、それでもこれまでの実績があるからこその昇格です。
まだ制球に苦しむことはあるようですが、これからの活躍を期待しています!!