2016年の熊本地震で被災した熊本県は、県内全域で大変な被害を受けました。
熊本城も例外ではなく、甚大な被害を受けましたが、4年経った現在では、城内を特別公開という形で、見学できる場所がでてきました。
今回は、修復中の熊本城を支える、城周辺にある魅力的なものをご紹介いたします。
熊本城の周りも魅力たっぷり
熊本城の修復完了は2036年ごろとされていますが、城周辺にある様々な場所が熊本城を見に来る観光客を下支えしています。
おもてなし武将隊
熊本のテレビ局には、何度も取り上げられている熊本城おもてなし武将隊。イケメン揃いなので、すごく絵になります。
加藤清正、細川忠興、小西行長ら、熊本を代表する武将たちに加え、お隣鹿児島県の武将、島津義弘がいたり、大河ドラマで有名になった黒田官兵衛もいます。
地震前に熊本城へ行った時、私も城内の二の丸広場というところで活動されているのを見た記憶があります。
武将姿で演舞されたり、写真撮影に応じたりされ、旅の記念には、すごくいいなと思いました。
加藤神社
名前の通り、加藤清正公を主祭神として祀ってある神社です。
神社の場所自体が、熊本城の城内に鎮座しており、境内から熊本城の天守閣も見える位置にあります。
近年、流行っている御朱印帳には、熊本城内鎮座加藤神社の文字が入っており、表のデザインは、熊本城と加藤神社の鳥居が描かれています。
裏には加藤清正公の虎退治がさりげなく入っていて、それがまたいいんです!
この御朱印帳のカッコよさには、思わず買いたくなる衝動が出てきそうです。
御朱印帳には、あと一種類あり、桜満開の熊本城と加藤清正公の武具が描かれているのですが、完全に女性向けな印象を持ってしまいます。
熊本稲荷神社
熊本稲荷神社は、加藤神社と異なり、加藤清正公が当時の肥後国にやってきた際、熊本城の守護神として創建されたとされる神社です。
熊本市内の中心部から、熊本城の城内に入ってすぐにある神社なので、何も知らなかった頃の私は、ここを加藤神社だと勘違いしてました。
よくよく考えれば、鳥居も赤、社殿も赤なので、稲荷神社だとすぐ分かるんですけどね…。
ここの御朱印帳は稲荷神社らしく、赤い色をしています。表に熊本城、裏が熊本稲荷神社の鳥居と社殿になっており、私は力強いイメージを持ちました。
桜の馬場 城彩苑
城彩苑は、熊本城への観光客誘致の一環として造られた、観光情報センターです。
城外に出てすぐ横に位置しているため、実際に行った時も分かりやすく、すごく便利に思えました。
建物の造りは、熊本城とマッチするように、外観は少し古風な見た目になっていて、シャレています。
お土産物屋さんのほか、飲食店が入っているので、観光客だけじゃなく、地元や県内在住者も食べることを目的に来られる方がいます。
私も家族でご飯を食べに行きました。当時、まだできたばかりだったので、かなり待たないといけませんでしたが、今ではそこまで大混雑することはありません。
そして、城彩苑には宅配所があるので、大量にお土産を買う方にはとても便利です。
私自身、旅先で買ったお土産をホテルに持ち帰り、フロントから送るのが面倒に感じることがありました。しかし、ここではすぐ送れるので、手荷物がなくなり楽々帰れます!
熊本城を周辺ビルから見ると?!
熊本城周辺には、10階以上あるビルがいくつかあり、高いビルから熊本城を眺めると、また違った魅力を感じて、楽しめます。
中でも市役所14階からの展望は有名です。
ここからだと、ちょうど熊本城と同じ高さで見れるんです。
私が前回行ったのは、2017年で熊本地震の翌年でした。
2機の大型クレーンに挟まれた大天守は、周囲全てを防護フェンスで覆われ、全く見えず、すごく残念でした。
今なら大天守の外観は修復を終えているので、きれいに見れますよ。
番外編:復興への工夫~復興城主~
熊本城の修復には、莫大な資金が必要です。その資金を集めるために始まった復興城主。
この復興城主により22億円を超える寄付が寄せられています。
1万円以上の寄付をすると、城主証、城主手形、デジタル芳名板掲載という特典があります。
私の寄付額は…。せっかくなら、もうちょっと頑張って、1万円以上の寄付をしたいものです。
城主手形があると、熊本市が管理する施設が無料になったり、熊本県物産館でのお買い物で割引される特典がついてくるので、いいですよね!
ふるさと納税という形でも、復興城主に寄付することができるみたいなので、熊本城好きな方も、そうでない方も是非!
まとめ
熊本城はもちろん、城周辺にも魅力的なスポットはたくさんあります。
おもてなし武将隊においては、熊本城が修復中の現在は、桜の馬場城彩苑が活動拠点とされています。
加藤神社と熊本稲荷神社は、城内にある由緒正しき神社なので、熊本城へ行った際には、2つとも足を運んでおきたいスポットですね。
周辺ビルから熊本城を見ると、立派な外観を取り戻した大天守が見れるようになった喜びと、修復に汗を流している作業員の方々の努力が垣間見え、ジーンと心打たれるものがありますよ。