コロナの影響で、長らくスポーツを楽しめなかった状況でしたが、withコロナの考えのもと、第3波到来中でも、第1波の時と違い、感染予防に努めながら、色々なスポーツ競技が続けられています。
バドミントンは、体育館内で行う屋内競技の上、シャトルが軽く、風に弱いため、ずっと喚起し続けて行うには不向きですが、こまめな消毒を心がければ、選手間の距離はあるため、ソーシャルディスタンスを保つことはできるでしょう。
社会人が趣味で行うバドミントンも、体育館やの使用禁止がされない限りは続けて行けそうです。
今回は、バドミントンの練習や試合中の暗黙のルールについてご紹介いたします。
バドミントンの暗黙のルールとは?
どんなスポーツでも、ルールにない暗黙のルールがある程度存在すると思います。
例えば、「礼に始まり、礼に終わる」と言われる武道の類は、試合前後はルールだとしても、武道館会場の出入りで礼をすることはルールではないはずです。
しかし、会場への出入りの際、礼をする方は非常に多いため、暗黙のルールと呼ばれるものと言えるでしょう。
バドミントンでは、その暗黙のルールはマナーと同じだと考えて良いと思います。
ルールではないけど、守ってないと相手に失礼だったり、嫌な思いをさせる、守ってしかるべきマナーが暗黙のルールとなります。
バドミントンの試合でのマナー(暗黙のルール)
バドミントンの初心者は、試合経験がないため、大雑把にルールを覚えただけで、出場する方がほとんどだと思います。
できれば、初心者とはいえ、試合でのマナーと思って、暗黙のルールも覚えておくと、相手を不快にさせることがありません。
試合開始前後の握手
現在は、コロナ禍で濃厚接触を避けるため、握手は避けるべき行為とみなされると思いますが、コロナがなければ、試合前後に握手をするのが基本です。
審判がいれば、ネットを少し上げて、握手をしやすいようサポートされる場合が多いですが、地方の小さな大会では、審判がいないこともあるため、選手間で動かなければなりません。
そこで、相手が握手を使用としているのに、気付かずにスルーしてしまうと、無視をされたと思われ、相手選手に不快な思いをさせてしまいます。
試合の前は、礼と握手→じゃんけん→コートorサーブ決定→試打→試合開始が一連の流れとなります。
試合の後は、勝っても負けても、礼と握手→勝てば勝者サインとなります。
試合開始前の試打(試し打ちのラリー)
試合開始前に、サーブ権を持った選手は、審判から、その試合で使う新品のシャトルを渡さ、試打を行うことがあります。
自分がサーブ権を持っている場合は、審判と相手選手側に「1本練習良いですか?」などの声をかけてから、試打を行いましょう。
審判と相手に伝えずにいきなり練習のつもりで始めても、審判と相手が試合開始だと思えば、点数となってしまうので、注意が必要です。
試打はクリア(主にハイクリア)で行い、3ラリー程度で終えるようにします。
それより長いと、審判から止められたり、相手もクリアではなく、ドロップなどで終わりを意図的に伝えるような球種で返球してくることがあります。
相手コートへのシャトルの返球
試合中、相手から自陣コートへシャトルが飛んできて、得点を入れられれば、相手へシャトルを返球する必要があります。
その際、床に転がっているシャトルをゴルフのように、ラケットで弾いて相手コートに返したり、得点を入れられた悔しさで、身体を狙って直線的に打って返すようなことをしてはいけません。
相手サーバーの位置を確認して、取りやすい山なりの軌道を描くような優しい返球で、ネット上を通して返してください。
誰も立っていない位置への返球も失礼なので、もし誰も立っていない位置へうっかり返してしまった時は、一言謝りましょう。
相手を挑発するような行動をしない
バドミントンに限らず、スポーツをするなら、フェアにクリーンに行いたいものです。
狙った通りにシャトルが決まった時や、相手の思わぬミスで得点が入った時は、つい嬉しくて喜ぶこともあるでしょう。
しかし、そのような場合でも、相手に見せつけるようにガッツポーズをしたり、大声で叫ぶようなことは避けるべきです。
ダブルスなら、ペア同士の仲間内で「やったね!」と軽く喜び合うくらいの方が無難です。
観戦する場合、ラリー中は声をかけない
自分に試合がなく、仲間内の選手を応援する場合、声をかけるのはサーブをする前までと、シャトルが床に落ちて、ラリーが終わった時です。
間違っても、自分の仲間が有利になるような声掛けや、相手が不利になるような声掛けは絶対にしないようにしましょう。
自分の仲間がアウトになるであろう球に気づかず、打とうとしている時に「アウト!」と声をかけたり、敵選手がインの球を打とうとしている時に「アウト!」と声をかけるようなことはもってのほかの行為です。
相手にシャトルをあてたら謝罪する
何試合もしていると、必ず相手にシャトルがあたってしまうことが出てきます。故意でなくても、あててしまった場合は、一言謝罪しましょう。
あたった場所が、もし顔だったら、「すみませんでした。大丈夫ですか?」という相手を気遣う言葉かけもあった方が、なお良いと思います。
初心者~中級者のプレーでは、シャトルの先端はコルクのため、「目」以外の部分にあたっても、心配するような大けがをする事はありません。
「鼻」にあたった場合は、鼻血が出ることもあるかもしれませんが、「目」以外は痛みがずっと続くようなこともなく、ケガまで至ることはありません。
コートの出入りは一礼する
このコートへの出入りでの一礼は、する選手としない選手がおり、暗黙のルールとまではいかないかもしれませんので、しなかったとしても、マナー違反というわけでもありません。
しかし、試合をするために、コートに入る時、ゲーム中盤でコートを入れ替わる時、試合が終わり、コートから出る時は、コートに対して一礼をすると礼儀正しいプレーをしていて好印象です。
社会人から始める初心者の方は、ほとんどされませんが、学生時代に厳しく鍛えられた経験がある選手ほど、コートの出入りでは礼儀正しく一礼する選手が多いように思います。
まとめ
バドミントンの試合をする上では、ルールブックにも表記されない暗黙のルールと言われるような、マナーが存在します。
暗黙のルールである以上、知っているものとして試合も進むので、知らないと審判や相手に不快な思いをさせたり、失礼な態度として映ってしまいます。
どれも、相手を気遣えば当たり前の行動といえることなので、難しく考えず、お互いを思いやるプレーをすれば、楽しく自然に行うことができるものです。
早くコロナが終息して、楽しくバドミントンの試合を行いたいものですね!!
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