映画の興行収入でも、公開からわずか3週間ほどで、歴代10位に入り、未だ人気の衰えることすらない「鬼滅の刃」!!
続編のアニメや映画への期待と同時に、コスプレする芸能人が多くいることからも、実写化実現の話も出てきています。
そんな中、これまでスーパー歌舞伎として、「ONE PIECE」や「NARUTO」を実現してきた歌舞伎界にも、「鬼滅の刃」を歌舞伎化する話が出てきているようです。
「鬼滅の刃」の歌舞伎化は可能か?
漫画やアニメ、映画のように、CGなどの編集を加えることができない歌舞伎では、単なる実写化以上にハードルが高いものとなります。
しかし、これまでに「ONE PIECE」と「NARUTO」を成功させた実績があるため、スーパー歌舞伎化にすることは十分可能だと言えます。
「ONE PIECE」や「NARUTO」では、「鬼滅の刃」以上に非現実的な場面が多く、CGなしで表現するのは、非常に難しいところ、見事歌舞伎で表現してきていますので、歌舞伎化さえ決まれば、「鬼滅の刃」の方がむしろ簡単なのかもしれません。
「鬼滅の刃」の歌舞伎化によるキャストは?
「鬼滅の刃」の歌舞伎化が実現する場合、それを演じるキャスティングには、とても注目が集まるところですね。
歌舞伎ではなく、実写での映画なら、各サイトで予想もされていますが、歌舞伎となるとかなり限定されます。
年齢的には、主人公の竈門炭治郎役には、松本幸四郎さんの長男、市川染五郎さん(15)か、市川中車さん(香川照之さん)の息子、市川團子さん(16)が一番適任とされています。
実際、原作の「鬼滅の刃」でも、炭治郎が子ども扱いされるシーンがあるため、成人している大人の役者さんが演じるより、よりリアルに表現できると思います。
炭治郎役には、中村隼人さん(26)の名前も挙がっているようですが、私個人的には、年齢的にも炭治郎というより水柱の富岡義勇役の方が向いていると思っています。
「鬼滅の刃」の歌舞伎化への課題
今年はコロナの影響で、様々な業界でこれまでにない事態となっています。それは歌舞伎界も例外ではなく、公演自体が行われない非常事態でした。
それだけに、今回の映画で大ヒットを記録している「鬼滅の刃」を歌舞伎化できれば、歌舞伎界を大きく助けることができるようですが、歌舞伎界ならではの問題があり、単純に話は進まないようです。
「歌舞伎関係者の間では、一刻も早く実現させたいのが本音です。今年はコロナで興行自体がなく、歌舞伎界全体が打撃を受けた。『鬼滅の刃』なら起爆剤になるはず。でも、歌舞伎界では来年5月から1年にわたって行われる市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿の襲名披露公演があります。それとの兼ね合いがあるので、頭を悩ませているんです」(前出・歌舞伎関係者)
しかし、市川海老蔵さんが、何らかの役で歌舞伎「鬼滅の刃」に出演した場合、今度は子ども達も共演する形をとらないと問題があるようで、関係者の方は頭を悩ませています。
再来年だとすると、11才になる麗禾ちゃんが禰豆子を演じるのは期待できますが、まだ9才の勸玄くんはあまりに若すぎる。子供たちが出ないとなれば、海老蔵さんも首を縦に振る可能性が低い」(前出・歌舞伎関係者)
私個人の考えとしては、9歳になる勸玄くんは、炭治郎の弟として登場されるのがいいのではないかと思います。
実際に登場するシーンは少ないですが、炭治郎や禰豆子が寝てたり、気を失っている時に、目を覚まさせる重要な部分に登場してくるので、役どころとして悪くないと思うのです。
市川海老蔵さんが、炭治郎役というのは、さすがに無理があるので、鱗滝左近次、岩柱の悲鳴嶼行冥らの役の方が向いているのではないでしょうか。
市川海老蔵から十三代目市川團十郎白猿への襲名披露公演となると、主役以外は考えられないので、どういう方法を取られるのか見ものです。
歌舞伎独特の特殊メイクでどこまで年齢をごまかせるのでしょうか。
まとめ
「鬼滅の刃」映画の大ヒットを受け、続編のアニメや映画、実写版など様々な憶測が飛び交う中、今回はスーパー歌舞伎として行う話が出てきました。
これだけ多くの人に受け入れられている「鬼滅の刃」ですので、これがスーパー歌舞伎として実現すれば、これまで歌舞伎とは縁のなかった人まで興味を持ち、見に行くきっかけとして、大きく影響しそうです。
しかし、どの役者がどの役を演じるかという大きな課題があり、市川海老蔵さんが十三代目市川團十郎を襲名することを控えているため、ことが簡単に運ばないようでした。
その問題がクリアできたなら、来年か再来年のうちには、スーパー歌舞伎としての「鬼滅の刃」が見れるようになることでしょう!楽しみですね!!
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