サーフィンをする人にとっては、大きな波に挑むことは、命の危険と隣り合わせで、スリルと興奮があり、楽しみの一つになっている人も多いでしょう。
しかし、あまりにも大きな波は、もはや壁にしか思えないほどで、普通に考えると無茶としか言いようがありません。
そんな壁のような大波に挑んで、見事、波に乗り切ったサーファーの記録はどのくらいなのか、ご存知でしょうか?気になるギネス記録を見て行きたいと思います。
サーフィンの女性サーファーがギネス新記録樹立!
9月13日、ブラジル人のマヤ・ガベイラさんが、今年2月11日に挑んだ波を、ギネス・ワールド・レコーズ認定の記録として、女性サーファーが大波を乗り切った史上最大の波と認定しました。
その波の高さは、なんと73.5フィート(約22.4m)とされます!
22mって…高さだけなら、東日本大震災の時に起こったとされる津波と変わらない高さです。ビルなら6階建て~7階建てに匹敵する高さでしょうか。まさしく壁ですね!!
サーフィンをしない私にとっては、恐ろしすぎて、挑もうという気持ちすら微塵も起こりません。
しかし、このガベイラさん、今回のギネス記録更新が初めてではなく、実は更新される前の記録も同じ海で出した68フィートの波でした。
しかも、2013年には一度、海中で意識を失って仲間に助けられた過去も持っています。
普通、大けがをするだけでもトラウマが残ることがあるだけに、意識を失うほどのダメージを負いながら、波に挑み続けるというのは、信じ難い精神力です。
これは、今回のギネス新記録の映像ではありませんが、巨大な波の壁が襲い掛かってくるのが分かります。
サーフィンの男性ギネス記録は更にすごかった!
多くのスポーツ競技において、どうしても筋力のある男性の方が記録が上を行きます。サーフィンも例外ではなく、男性のギネス記録は、女性の新記録73.5フィートを大きく上回るものでした。
その記録はなんと、80フィート(24.38m)!!
ジェットスキーで走って、何とか逃げ切れるかどうかギリギリのスピードで迫りくる大波を、サーフボード1枚の上で、波に乗るんですから、とても人間業とは思えません!
サーフィンの波乗り記録は更新し続けている!
2000年代に入ってから、サーフィンによる波乗りの記録は、幾度も塗り替えられています。2004年には21.3mであったギネス記録が2008年には、23.4mに更新されました。2011年には23.77mに、そして2017年に現在のギネス記録24.38mが記録されています。
サーフィンをしない私にとっては、5mの波でも怖すぎて、立ち向かいたいという気持ちも出てきません。しかし、年を追うごとに更新されている記録を見ると、世界には巨大な壁のような波に挑み続ける方がたくさんいることに驚かされます。
きっと、現在のギネス記録も数年後には、新たなチャレンジャーによって、さらに更新されていることでしょう。
まとめ
今回紹介した、女性サーファーのギネス新記録も、男性サーファーのギネス記録も、ともにポルトガルの海で記録されています。
日本にもサーフィンのメッカと呼ばれるような場所がいくつか存在しますが、ポルトガルの海は、日本には台風でも来ない限り発生しない大波が、日常的に起こっているようです。
サーフィンをされる方々、また、これからサーフィンを始めようと思っている方、命あっての物種です。無理をしないで、楽しむサーフィンライフにしていって下さい。
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